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スポーツバーって儲かるの?〜売っているのは夢でした〜

お酒を飲みながらスポーツが観戦できるスポーツ好きには楽園とも言えるスポーツバー。しかし、路地裏やビルの1室など人目につかない怪しいお店もちらほら見かけます。そこで今回はスポーツバーって儲かるのか?を検証します!スポーツも飲み食いも好きなあなたにぴったりな内容になっていますので乞うご期待!

ズバリ!スポーツバーって儲かるの?

スポーツ好きの皆さんならスポーツバーに行ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

チェーン展開している知名度的にも有名なスポーツバーならまだしも、路地裏や地下でひっそりと経営しているスポーツバーって儲かっているの?という個人的な疑問から本記事の筆を執ることにしました。

まず、スポーツバーに関わらず、飲食店の収益モデルがどのようになっているのか簡単に理解してから核心に迫りましょう。

飲食店はこうやって儲けている!

飲食店を実際に経営している、精通している方からすると釈迦に説法だとは思いますが少々のご辛抱を。

飲食店はかなり大雑把に分類すると材料費、人件費、テナント料、水道光熱費などの費用をかけて、料理やドリンクを提供しこれらの費用より多く売り上げることで利益を確保します。

一般的な居酒屋やレストランとスポーツバーを含むバーのような業態の飲食店では決定的に違う点が3つあります。

そのキーワードは「回転率」、「固定費」、「原価率」の3つです。

それぞれの用語の意味と、バーは他の飲食業界とどう違うのか紹介していきます!

回転率

パチンコで1千円で何回転回るかの数字ではありません。(渾身のボケですがパチンコをやらない人はスルーしてください)

回転率とはどれぐらいの人が席を利用したかを示す数値になります。

具体的には

回転率=来店顧客数÷総席数

で求めることができて、100席のお店に1日300人のお客さんが来たとすると300÷100で回転率は3回転ということになります。

この回転率、飲食業界内でもターゲットや収益モデルによって違いが顕著です。

例えば回転率が高いお店として真っ先に浮かぶ牛丼屋。

お昼時は来店から注文、提供、お会計まで多くのお客さんが光の速さで行い、超高回転で入れ替わり立ち替わり集客を行なっています。

そのため、1人あたりの客単価、利益率は低くても、その母数が他の飲食業界より多いので利益が生まれるというビジネスモデルです。

いわゆる「薄利多売」と言われるやつです。

このような収益モデルは回転率が命で、回転率を高める工夫が多くなされています。

顕著な例で言えば、ちょっと腕を伸ばしたら隣のお客さんにぶつかりそうなカウンター席の狭さです。

これは設計ミスではなく、意図して居心地を悪くして食べ終わったらすぐにお会計を済ませて欲しいというメッセージが込められています。

回転率が悪くなると経営が成り立たない、そんなビジネスモデルということがなんとなくわかってもらえましたでしょうか?

一方、バーの場合はどうでしょうか?

お客さんがカクテルを1杯飲んだらお会計とはなりませんよね?

ジャズが流れるようなバーでは、紫煙を燻らせながらロックグラスに注がれたバーボンの氷が溶けるのを物憂げな眼差しで見つめているなんていうシーンはもはやドラマの定番です。

スポーツバーでも同様にサッカー観戦であれば最低でも90分はお店にいるお客さんが大半でしょう。

そのため回転率はすこぶる悪いです。1日1回転もしないなんていうことはザラでしょう。

儲けを出すためには1人1人からある程度多めのお金をいただかないとやっていけません。メニューが少し高く設定されているのはそのためです。

ビジネスモデルとしては喫茶店と似ていて、商品に加えてその場の雰囲気、体験を売りにしていると言えるでしょう!

固定費

続いて紹介するのが固定費という費用です。

固定費とは変動しない、儲かっていようがなかろうがお店を運営していく上で必ずかかる費用を指します。

具体的にいうと人件費、テナント料、水道光熱費などがこれにあたります。

目から鱗なことに、飲食店はこれらを含む固定費分さえ利益が出せれば赤字にならないというカラクリがあるんです!!!!

詳しいことは省略しますが、そのカラクリが気になるという好奇心の塊のような方はこちらを参照ください!


実は弊社、飲食に関するメディアも運営しておりまして、「スポーツも好きだけど飲み食いも好きだー!」という方はぜひこちらもよろしくお願いしますm(__)m

宣伝はこれぐらいにして本題に戻ります。

要はこの固定費を減らせれば利益が残りやすくなるよーというわけです。

多くの飲食業界では固定費の中でも特に人件費に手を焼いています。

なにせ、優良企業でも売上の30%も人件費に持って行かれてしまっているのです。

その面、バーはどうでしょうか?

これもバーの店舗面積によりますが、そこまで広くないお店だとマスター1人で切り盛りしているお店をよく見かけます。

自分のお店を1人で切り盛りしているとなると人件費は驚愕の0円。

料理が乾き物や温めるだけなど、そこまで手間がかからないものであれば料理人も不要で他の飲食業界より圧倒的に人件費はかかりません。

さらにテナント料も工夫がなされている店舗が多くありそうです。

私がこの記事の制作に踏み切ろうと決心したきっかけになった路地裏や地下でひっそりとやっているバーで言えば、誰の目にもつく路面店や駅の近くの繁華街に比べたら格段と家賃は安いでしょう。

また、料理を先ほど述べたような乾き物やチンするだけでオッケーという料理であれば本格的なキッチンも不要です。

以上の理由から固定費は飲食業界の中でもトップクラスにかかりません!

原価率

最後に紹介するのが原価率の違いです。

飲食店における原価とは主に食材にあたる材料費のことを言います。

売上に対してこれらの材料費(原価)がどれぐらいの割合を占めているか、これが原価率です。

いきなりステーキは約70%、逆に日高屋は約20%とかなり誤差がありますが、飲食店の原価率は平均30%ぐらいと言われています。

フードとドリンクでは多くの場合フードの方が原価率が高くなる傾向にあり、フードメインのレストランはあの手この手でドリンクを注文させようと躍起になっています。

また、ドリンク系は鮮度が命のお肉や野菜と違って廃棄処分する頻度が高くないのも魅力の1つです。

バーで考えた場合、フードとドリンクの平均比率は15:85と言われていて、ドリンクが圧倒的に高いため原価率もフード中心のレストランと比較するとかなり低くなります。

さらに、料理も乾き物や冷凍の物だと日持ちして、廃棄にならないため相対的に原価率は低く抑えることができます。

カクテルと違って甘くないバー経営

多くの飲食業界とは一線を画すバーの特徴をちょっと専門的な観点から紹介しました。

ここまで聞くと「バーってめっちゃ儲かりそう」と感じる方もいらっしゃると思いますが、そう簡単には行きません。

実に開業して10年以内に8割のバーが潰れているというデータもあるぐらい成功するのが難しいんです。

失敗してしまうバーの経営者の多くはどんぶり勘定で、お金の管理にルーズな方が多いとよく聞きます。

先ほど述べた原価率や固定費なんぞ全く気にせず、なんとなくでやっていてはいくらお客さんが来ても赤字になってしまいます。

また、マスターのコミュニケーション能力、人柄に依存する部分が多いのもバーの特徴です。

美味しいお酒を提供するバーは全国に多くあるでしょう。

しかし、バーが提供するのはお酒やおつまみだけではなく、そのお店でしか得られない経験も重要な要素です。

最高なお酒を出してもマスターや店員さんがぶっきらぼうではお客さんは逃げて行ってしまいます。

オリンピック効果も期待薄?

2020年に東京で開催されるオリンピックはスポーツバーには追い風になるのか?

そもそもスポーツバーに行く目的はなんですか?

もちろん目当てのスポーツを美味しいお酒を嗜みながら観戦したいからでしょう。

それに加えてみんなで一緒に応援したいという「集合欲求」というものを満たすためにスポーツバーに行くというのが本質にあると思います。

サッカーや野球などは応援の仕方が確立していて、応援歌やパフォーマンスなどで足並みを揃えて応援することで一体感を得ることができます。

しかし、水泳や柔道では一体感を得ることが難しく、スポーツバーで観るより家でテレビで観た方がいいという意見が2012年のロンドンオリンピックの時は多かったようです。

もちろん時差の問題もあったとは思いますが、東京で開催されても同じ意見が出る可能性は大いにあります。

また、スポーツに熱中するあまりドリンクの注文が入らないということもあるようです。

儲かるバーの条件とは?

固定費があまりかからず、利益も多く取れそうなバーですが、以上の懸念点を考えると手放しでは喜べないのが現状です。

では、バーで儲けるにはどうすればいいんでしょうか?

直面している数字(人件費や利益率)に向き合うのはもちろんです。

それに加えてそのお店でしか味わうことのできない体験(ウリ)があるか否かが全てではないでしょうか?

言うは易く行うは難しとはよく言ったもので、それがなかなか浮かびません。

しかし、逆を言えばそのような明確なビジョンを持っていないお店がたくさんあるから10年間で80%のバーが潰れてしまっているのだと思います。

それに加えて利益をあげるための工夫が必須になります。

例えば、スポーツバーで観戦に夢中になっているため注文が入らないのであれば「頑張れ日本代表セット〜8品の料理+飲み放題〜」といったコースやセットにすれば安定して売上を立てられます。

競技に熱中して飲み放題を全然利用しないのであればお店側からするとさらなる儲けに繋がります。

また、カラオケを設置することで喉が乾いてドリンクの注文が促進されたり、ダーツを設置して罰ゲームに強めのお酒を飲んでくれることもあるでしょう。

私が感じた「バーって儲かるの?」という疑問の答えは

「そこでしか味わえない体験を売っていて、利益を出すために努力しているお店は儲かる!」
という色々考察した割には当たり前のものになってしまいました。

まとめと他メディアの紹介

今回はスポーツメディアにも関わらず、9割飲食のことについての内容でしたがいかがでしたか?

私と同じようにスポーツバーが儲かるか疑問に思っている方からすると有意義な内容だったと信じています。

繰り返しになりますが、弊社は飲食に関するメディア【いんぷるー部】も運営しています。

飲食業界に携わっている方や飲食業界に興味がある方はぜひ覗いてみてください!

役立つ情報がたくさん載っています(多分)!!!

その1部を紹介するのでお時間あればぜひ!!

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