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野球のちょっと複雑なルールを解説②-ボーク、コリジョンルール、インターフェア-

2016年にプロ野球に導入されたコリジョンルールですが、皆さん理解できていますでしょうか? 他にもボークだったりインターフェアランスなど意味不明の横文字が野球界には蔓延しています。今回はそんなちょっと難しい野球のルールについて紹介していきます。

投げてないのにランナー進塁?

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まず紹介したいルールが「ボーク」です。

上の画像が豚(ポーク)なのは、言い間違えを防ぐ、警鐘を鳴らす意味で載っけているのでボークの別名ではありません。

「この前のポークのシーン見た?」などと友達に言わないように注意してください。無類の豚好きと勘違いされる恐れがあります。

ボークとはピッチャーの反則行為を指し、この反則を行うと基本的にランナーは次の塁に進塁することが許されます。

ピッチャーの反則行為とは何だという話になってきますが、具体的にいくつかボークになる例を見てみましょう。

まず、ピッチャーは投球の際にピッチャーマウンドにある白い板、「ピッチャープレート」に足を触れていないといけません。
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上の図で言うとピンクの円で囲った板です。

このピッチャーがプレートに触れているときにボークという反則の多くが発生します。

例えば、ピッチャーは投げる時に一時静止してから投げなくてはいけませんが、審判から見て、静止がなかった場合はボークになります。

これはよく見かける部類のボークになります。

そのため、マグロのように止まると死ぬという方はピッチャーは務まらないので野手転向をオススメします。

プレートを踏みながらバッターに投げるフリをしたり、バッターがまだ打つ準備ができていないのに投球するなどいかにも相手打者をバカにしている行為もボークという反則の範疇です。

また、一塁にしかランナーがいないのに三塁に牽制球を投げるなど、本塁以外への無意味な送球もボークに該当します。

「〜など」が多く、歯切れが悪い感じになっている理由としてボークという反則はかなり細かく規定があるので今回は「ピッチャーがプレート踏みながら試合に関係のない投球、送球をしたらボーク」

これぐらいのニュアンスで把握してください。

キャッチャーを守れ! コリジョンルール

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続いて紹介するのがコリジョンルールです。コリジョンとは「衝突」という意味で日本名だと「衝突ルール」と言います。

内容として、タッチプレーが必要な時にキャッチャーとホームに向かってくる三塁走者との衝突を避けましょう。というルールです。

コリジョンルールがまだない野球界ではキャッチャーが大柄な外国人選手にタックルされ豪快に宙を舞っていることが多々ありました。

年末のプロ野球珍プレーではそのキャッチャーをお茶の間は笑い者にしていましたが、ある事件をきっかけに事情が変わります。

野球の本場、大リーグで2011年でポージーというキャッチャーが左足首のじん帯を切る重傷を負ったことを受けてコリジョンルールが生まれました。

ルールの内容は

  1. キャッチャーは本塁に向かってくる走者の進路をブロックすることを禁止する
  2. 本塁に向かってくる走者が、進路をブロックしていないキャッチャー、または野手に接触することを禁止する

ルール1を違反した場合は本塁への得点が認められ、ルール2を違反した場合は走者がアウトになります。

以前まではキャッチャーもキャッチャーでホームベースの上に座り込むぐらいの勢いでブロックを行なっていたので、コリジョンルールの採用は世間を驚かせました。

妨害トリオ。打撃妨害、守備妨害、走塁妨害

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次に紹介するのが打撃妨害、守備妨害、走塁妨害です。日本名だと何となくイメージが湧きますが、英語だと打撃、守備妨害はインターフェアランス、走塁妨害はオブストラクション。

一瞬で分かりにくくなりました。なにこれ。新手の詐欺?

そもそも、これらの妨害名を横文字で言う日本人はおそらくアメリカで高校まで野球をやっていたであろう帰国子女ぐらいだと思うので日本名で紹介します。

打撃妨害

読んで字の如く、打つのを邪魔すると言うのが打撃妨害です。

しかし、具体的に妨害とはなにを指すのでしょうか? 打者の嫌いな虫を投げつけるなど幼稚な行為ではありません。

主に振ったバットがキャッチャーミットに故意にせよ事故にせよ当たった場合が打撃妨害の代表パターンです。

その場合、打者は一塁に進塁できます。

しかし特殊なケースがあり、例えばランナー三塁でキャッチャーミットにバットが当たったにも関わらずシングルヒットを打ってランナーが生還した場合です。

この場合、打撃妨害となってランナー一塁三塁からプレー再開するのか、それとも1点入ってランナー一塁から始めるのか監督が選ぶことができるのです。

例のケースでどちらを選ぶかは戦況にもよるので監督の判断を待ちましょう。

守備妨害

次は守備妨害です。

この妨害も様々なケースが想定されますが、特に多いものを紹介します。

守備妨害が最も起こりやすいシチュエーションはランナーが打球を妨害するケースです。

例えばランナー一塁二塁でショートゴロが飛んだとしましょう。二塁ランナーは三塁に向かって走りますが、そのときに故意にせよ事故にせよボールに触れてしまった場合です。

その場合、打球に当たった走者はアウトとなります。

ちょっと気の毒な気もしますが、避けきれずに当たっても守備妨害になってしまいます。そのため、ランナーも気を張って弾丸のような打球に備えましょう。

走塁妨害

妨害トリオの締めは走塁妨害です。

コリジョンルールに似たところもありますが、主にキャッチャー以外の野手がその加害対象になる場合が多いです。

内容は走者が走塁する進路を塞がないでください!と言うルールです。

例えば、悠々ツーベースのような打球を打って一塁を回ったところでその打者の進路上でボケーっと立っていた相手の一塁手とぶつかって二塁まで行けなかったとしましょう。

おそらくこの一塁手は「今日の晩ご飯なにかなー」などプレーに関係ないことを考えていたと思われますが、思想の自由なので脳内のことは妨害と関係ありません。

一塁と二塁を結ぶ直線上に一塁手が立っていたことが妨害の理由となります。この場合、打者は二塁までの進塁が許可されます。

ここで1つ疑問が生まれます。上の例ではツーベースヒットであろう打球だったから二塁まで行けて当然だけど、もし悠々スリーベースヒットのような打球だったらどうか?という疑問です。

「悠々スリーベースヒットという打球なんてないわ」とお思いの読者さんもいるかもしれませんが例えです。

フェンスと地面の間に挟まって取るのに時間がかかったとかそんな状況だと思ってください。

そんな中、最初の例と同様に進路を塞ぐ一塁手と激突し二塁までしか行けなかったとすると、審判の判断で三塁まで行けることもあります。

これも審判の判断となりますが、監督は抗議する価値があるので草野球の監督さんでこの記事をお読みの方がいれば参考までに。

人生いろいろ。ルールもいろいろ

ここまで、野球のちょっと複雑なルールを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

審判の判断に委ねるケースが多かったですが、テレビで野球観戦中に以上のルールで揉めている場合、多くのテレビ局ではリプレイが放送されることだと思います。

そのときに「これは守備妨害だ」とか「これはボークだ」とか「こいつ絶対夕食のこと考えてた」など議論するのも野球の醍醐味です。(夕飯のくだりを除く)

繰り返しになりますが、今回提示した例はほんの一部です。もっと気になる方はルールブックやインターネットで調べてみるのも面白いかもしれません。

他にもややこしい野球のルールを説明した記事があるので気になる方は読んでください。

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