注目の記事 PICK UP!

スポーツで左利きって本当に有利なの?

スポーツをする上で「左利きは有利」と言われていて、多くの人はこれが定説で疑う余地がないと考えていると思います。私自身も左利きは有利、なんなら自分も左利きとして生を受けたかったとさえ現役時代は考えていました。しかし、左利きがなぜ有利なのかをスラスラと論ずることができる人は少ないのではないでしょうか。そこで今回は左利きは本当にスポーツをする上で有利なのか?もし有利だとしたらなぜなのか考察してみたいと思います。

左利き先進国日本?

そもそも左利きの人間はスポーツをする人に限らず、世界中にどれぐらいの割合いるのかを知っておく必要があります。

日本に限って考えた場合、左利きは人口の約11%と言われています。

約10人に1人は左利き、1億3,000万人のうち1,430万人は左利きということになります。

これを聞いて多いと思いましたか?少ないと思いましたか?私は「そんないるのかよ」と白目を剥いております。

学生時代を思い返してみてください。40人のクラスに筆記用具を左手で操る生徒が4人もいましたか?左手に持ったお箸を巧みに駆使してお弁当の唐揚げを口の運ぶ生徒が4人もいましたか?

必死に自分の中高時代を回想しても自分のクラスには多くて2人ぐらいしかそのような生徒はいなかったと記憶しています。

隣のクラスに6人いたのかな?

兎にも角にも私自身の周辺で考えたとき、左利きの人間は10%もいなかったものの、日本には10%の人間が左利きという前提で話を進めていきましょう。

日本の左利き比率が約11%対して、他の国々はこのような比率になっています。

  • アメリカ・・・約1.8%
  • 台湾・・・約3%
  • イタリア・・・約5.8%
  • 香港・・・約9.7%

日本に比べて左利きの比率が非常に少ないように思いますが、実際には「両利き」という今回の企画の根底を覆すような新人種がこの中には多く紛れているのです。

究極奥義「クロスドミナンス」

特にアメリカでいうと両利きが28%もいるようで、何をするのも左しか使わない生粋の左利きが1.8%というだけで、スポーツをするときは左で投げたり蹴ったりするが、特大のピザを切るのは右という場面によって右利きにも左利きにも化けるというトリッキーな人間が28%もいるようです。

ちなみにこのように、動作により利き手を使い分けることを「クロスドミナンス」と言います。

なんか必殺技みたいですごいかっこいいですよね。

ラスボスとの戦いで、これでもかってぐらいボコボコにされて無駄に口から出血して服も大事なところ以外はボロボロになっている主人公が最後の最後で腕をクロスさせて「くらえぇぇークロスドミナンスーーー」とかいってそう。知らんけど。

恐らく今後一生目にすることがないような単語ですが、合コンの時に意中の相手が両手を器用に使っていたら、間髪入れずに「クロスドミナンスなんですか??」と聞いてみましょう。大盛り上がりすること間違いなしです!(試したことはありません。悪しからず。)

日本だって普段左なのに、習字の時だけ右で書いてる子いた・・・。っていう声が各地で上がっていますが、このままだとスポーツの話をするところまでいかず、「両利きとはなにか?」という話で終わりそうなのでアメリカは約4人に1人が両利きだよーすごいねーぐらいで話を進めましょう。

また、スポーツをする時に左を使う人は左で行う人は今回は左利きでいきましょう。うん。異論反論はなしで。

左利きの特徴


右利きと左利きで活発に働く脳の箇所が違うと言われています。

また、性格的にも右利きと左利きで違いがあるとかないとかで、スポーツに関係するものもあるかもしれないのでサーっとみてみましょう。

右脳と左脳の役割

脳は2つのブロックに別れていて、読んで字のごとく右半分を「右脳」、左半分を「左脳」と言い、右半身を動かすには左脳が働き、左半身を動かすには右脳が働きます。

まず、世界の9割近くが右利きであることから多くの人間は左脳が発達していると思われます。

左脳の役割として言語力、論理的に考える力、計算力、物事の分析力に優れていると言われています。

感性やコミュニケーション力はあるものの、複雑なことはよくわからないという傾向があります。

もう一つは、文科系の発想です。それは、科学的理解を解きほぐして、「ほかにも、何か可能性がありえたかもしれない」という想像力が働くような現実理解の思考ですね。

一方、選ばれし左利きの司令塔である右脳の働きは直感力、音楽力、図形力、全体を見渡す力、空間認知力に優れていると言われています。

五感で感じた感覚・感性を直感的・総合的に認識し、判断することで、音楽、芸術、空間、感情、直感、感性を司り、イメージの脳、芸術の脳ともいえるでしょう。

右脳はものごとを直感的にとらえる五感を司る動物的な脳とよく言われるのはこのような理由が根底にあったからです。

また、よく夢を見る人は「右脳」が活発な人の傾向が強いです。

夢を見ている時は右脳が活発に活動しています。右脳派の人のほうが、左脳派の人よりもよりたくさんの夢を見る傾向があるといえるのです。

右脳が活用できると、集中力や記憶力、決断力、創造力が強化され、問題解決力や願望実現力も必然的に高まります。

見た物を記憶したり、無意識にイメージで思考したりします。感性やイメージ脳とも呼ばれていて、想像力・直感力などを担う脳です。

イメージ力や直観力を開花させることにより、ひらめきや創造性が発揮されいろいろな分野で活かすことができます。

右脳が活発な時は、夢にも色がついたり、五感や感情まで出てくるのです。

右脳は理系脳と言われ、頭脳明晰だけど、理屈っぽくてコミュニケーション能力に欠けるという傾向があります。

以上が右脳左脳の特徴ですが、真に受けすぎないでください。

血液型でもB型は自己中だのA型は几帳面だの言いますが、B型でも周りを1番に考える人もいればA型で部屋が汚い人もいますよね?

それと同じぐらいのニュアンスで受け取ってください。右利きだから理系の学部に行くのはやめようとか左利きだから営業職から異動しようというのは違います。

左利きの多いスポーツ、少ないスポーツ

かなり回り道をしてしまいました。東京から山手線で有楽町に行きたいのに内回りに乗ってしまったぐらい遠回りでした。

なんでもありません。気にしないでください。

とにかくようやくスポーツの話題に入れます!この記事は左利きがスポーツで有利か否かを検証する記事でしたね。

危うく「茂木先生と解く!脳科学の秘密」というタイトルに変わるところでした。

この項ではスポーツによって左利きのプレイヤーの人数の割合はどうなっているのかを考察して見たいと思います。

左利きが多いスポーツ

まず、どんなスポーツに左利きが多いのか見ていきます。

普段スポールを見ていて思うのは野球はそこそこいるなー卓球もそこそこいるなーテニスもたまにいるなーぐらいで決定的に多い種目はなかなか思いつきませんが、あるスポーツだけは圧倒的に左利きが多いんです!

何かわかりますかー?

正解はフェンシングです。フェンシングのプロの左利きの割合はなんと50%近くになるそうです。

全世界で約10%しかいないはずの左利きがフェンシング界にはその5倍もいるのです。右を見ても左を見ても左利き。フェンシングは左利きの宝石箱やー。

また、野球でも投手に限っていうと左投げの投手は2010年の日本プロ野球で33.6%と平均の3倍の選手がいます。

テニス、卓球、バレーボールでも左利きは有利と重宝されるため、プロの世界には多くの左利きが第一線で活躍しています。

左利きが少ないスポーツ

逆に左利きが少ないスポーツも存在しています。

まず、サッカーは10%前後と言われていますが、これは世界の平均で決して少なくはありませんよね。

スポーツ界でもっとも左利きが少ないであろうスポーツはゴルフです。

その割合はなんと3%しかいないようです。

ゴルフの中継を見ていると右で打つのが普通、左で打つ選手が現れると「おっ!」と少しびっくりする印象さえ持ちます。

なぜゴルフはこんなにも左利きが少ないのでしょうか。その理由として考えられるのはまず左利き用の道具が少ない。。。

意気揚々とゴルフでもやってみるかーと初心者の方が中古のゴルフショップに行った時、左利きの用具が少ないので右打ちに矯正し、ゴルフを始める。

こんな人ばかりだと左利きが増えないというのが1つ目の理由です。

しかし、このような困難を乗り越えて左打ちとしてゴルフを始めて、打ちっ放しにやってきましたがまたここでさらなる困難がレフティーを襲います。

左利き用のゲージが圧倒的に少ないんです。野球のバッテイングセンターはそこそこ左打席がありますが、ゴルフの練習場はとにかくゲージが少ないんです。

空いていたとしても、隣は右打ちの方で見つめ合いながら練習をするハメに。。。。

こうなったら家で雑誌やDVDを観て練習だ!と家に帰ったものの、雑誌、DVDのモデルの方はほとんどが右打ちだからグリップも体の回転も逆。

わかりにくいったらありゃしないってことで右打ちに転向します。という方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか?

以上の理由でゴルフは左利きが少ないんですね。

左利きは最強か?


検証の結果、確かに左利きが多いスポーツが数多くあることはわかりました。

しかし、肝心の「なぜ」左利きが有利なのかは解明できていません。

よく言われるのは対左利きの経験が少ないから不慣れであるということ。これは間違い無いでしょう。

ただフェンシングになると半分が左利きなんだからもはや右も左も関係ないような・・・・。

この「不慣れ説」は対人でやるスポーツ(野球、卓球、テニスなど)は納得できますが、ゴルフやダーツなどの対自分のスポーツでは全く効力がありませんね。ゴルフの左利きが少ないのは左である必要が無いのも大きな理由の1つでしょう。

今回、なぜ左利きが有利か否かを検証しようかと思ったかというと、野球界で左利きが多すぎる!と最近感じたので自分的にスッキリしたいというのが真の理由だったのです。

というわけでこれから勝手ながら野球に特化した左利き有利か検証を行なっていきたいと思います。

打者における左打ち


そもそも、野球というスポーツ自体、拘束が多すぎるというのが第一声です。特に打ったら一塁に走らないといけない。故にとったら一塁に投げないといけない。このルールによって左打者の割合が以上に多いのです。

「何言ってんだこいつ」という方のために説明すると、打者は打ったら一塁に走ります。

この図でいうと一塁手/ファーストって書いてあるところですね。

バッターはこの図にあるような2つの長方形の枠のうちのどちらかで打たなくちゃいけません。

左側の枠が右打席、右側の枠が左打席。一塁は右側です。どっちの枠の方が一塁に近いですか?

そう右側の枠である左打席の方が一塁に近いんです。一塁に近いからセーフになりやすい!

そうなるとみんな左打者になろうと練習するんですね。その結果左打者の大量発生です。右打ちから左打ちって投げたり書いたりするのに比べて比較的簡単に変えられるため、語弊を恐れずに言えばそこまでハードルも高くありません。

また、打ったら一塁に走る縛りがあるため、右打者が体を一塁方向につんのめってしまうと懐に余裕がなくなります。一方左打者は体を一塁方向に流しても懐に余裕ができて、流し打ちがしやすいです。

さらに、先ほど述べたように左投げの投手が多いと言えど約3割、逆に言えば右投手は7割いるわけで左打席からだと右投手の球筋が見やすいという利点もあるのでもう至れり尽くせりです。

息子が野球をやりたいと言ったら必ず左打ちにしたいと思っています。子供いないけど。結婚すらしてないけど・・・。

野球における左投げ


左打ちがメリットいっぱいなのはよくわかりました。左投げも良いこと尽くめなのでしょうか?

アメリカの映画風にいうと良いニュースと悪いニュースがあります。

まず良い面として希少価値である左投げ投手として重宝されるというのが一番のメリットでしょう。

小さい時からまず投手として育てられ、ある程度の適性があれば野球の花形ポジションの投手として野球人生を歩めます。

ライバルと同じぐらいの能力だった場合、おそらく左投げのあなたがメンバーに選ばれます。おめでとう!

しかし、球速は遅いしコントロールもない、おまけにスタミナもないとなれば投手としてはやっていけません。なのであなたは俊足巧打の天才打者を目指して野球に打ち込んだとしましょう。

こうなった時に左投げのデメリットが発生します。それは適正な守備位置が少ないということです。

左投げはキャッチャー、セカンド、ショート、サードに物理的に向いていないためピッチャー以外だとファーストか外野を守ることがほとんどになります。

内野手は捕ったらファーストに投げるため左利きだと体を反転して投げる必要があります。

例えばあなたがショートだとした場合、右投げなら捕球後に流れるように一塁に送球できますが、左投げだと捕球後、右肩を一塁に向けるタイムロスが生まれます。

内野手だとこのタイムロスがあまりに大きすぎるため内野手をやることはほとんどありません。

余談ですが、私が小学生の時に相手チームでサードを守る左投げの子がいて、捕ってからの反転が早すぎて扇風機みたいでした。おしまい。

外野手は捕ってすぐに一塁に投げる必要がないので左利きでも守ることができます。一塁手も牽制球のタッチのしやすさや、一塁に送球する必要がないので左投げの選手が多くいるポジションです。

今考えてみると、この左打者有利の走る方向が左回りのルールは守備のことを考えて生まれたのではないかと気づきました。自論ですが。

今と逆の打ったら右回りで走るのはどうかということも検証したはずです。

しかし世界の90%近くは右利き。その人たちを基準にした場合、「右回りだと全然アウトにならない。」「守備難しすぎワロタwww」みたいな声が検証段階で多く出たため却下されて、今の左回りルールが採用されたのではないでしょうか。

もし今後、突然変異で右利き左利きの人口比率が逆転した場合、野球の回り方も逆転するのではと個人的に思います。

左利きのキャッチャー育成論

左利きが内野手をできない、しにくい理由として反転するための時間がかかると言いましたが、キャッチャーはそもそも守備の際、体の向きが他の選手と違うので反転時間の問題がありません。

ではなぜ左利きのキャッチャーが全くと言って良いほどいないのでしょうか?

その理由は投手への返球、2塁への送球の際に右打者に当たる、右打者がいると投げにくいというのが主な理由とされています。

確かに、少年野球では右打者が多く、左打者が少ないためこの理由は当てはまりますが、高校以上になると圧倒的な左打者の数。

2009年の大学選手権でベスト8まで進出したスタメンのうち、左打者はなんと65%にのぼるそうです。

現代野球では一般論とされている「投手への返球、2塁への送球の際に右打者に当たる、右打者がいると投げにくい」という理由は、左利きだとキャッチャーができないという理由にはもうならないと私は思います。むしろ左投げの方が送球しやすいぐらいです。

「キャッチャーは右利きがやるもの。左利きはできない」という先入観、悪しき風習はを打ち破り、左利きのキャッチャーがプロ野球などで生まれれば野手をやりたい左利きの少年たちの選択肢が増えると思います。

左利きへの羨望


今回は左利きについてたっぷり持論を展開させていただきましたがいかがでしたでしょうか?

右利き中心に世の中が作られているため、左利きはストレスがかかる、早死にするなど言われていますがスポーツ界では誰もが羨む才能の持ち主です。

今回、この記事を通して左利きはやっぱり有利だけど苦悩もあるということと、「クロスドミナンス」さえ覚えてもらえれれば本望です。

関連記事

  1. 野球観戦デート前必見![女子編]〜用意って何をすれば良いの?〜

  2. 野球界最高の名誉-“永久欠番”とは?

  3. 野球用品のメーカーと特長を大紹介!

  4. 野球のドラフト会議ってどんな会議?-ルールは?「プロ志願届け」ってなに?

  5. 「ぶっちゃけどのくらい?」~野球とサッカーの給料の話~

  6. 野球のワールドカップ! ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ってなに?

  7. 野球の打順について知ろう!それぞれの打順の意味、役割とは?

  8. 【当日版!】 競馬初心者が2016年有馬記念を力ずくで予想!〜統計を添えて〜

  9. ショートってどこ?野球のポジションの名前と特徴を把握しよう!

PAGE TOP